Harry H. Begayのスゴサの秘密!
ナバホ族の巨匠、Harry H. Begay!
作品を並べてみると圧巻の迫力です!!新作も到着してます 😎
Harry H. Begayの凄さは、その圧倒的な技術力&デザイン性だけではなく作品に対する”見えない”こだわりなんです 😎
もう何十年も彼の作品を取り扱っていましたが、今回の買い付けで初めて話をした事が2つありました!
- リングのロウ付け
- 石留のベゼルの素材
どちらも、ケースに並んでいる状態では全く分からないポイントなんですが、そのこだわりがスゴイんです!!!
リングのロウ付け
まず、1.リングのロウ付けについてなんですが、下の写真を見てみてください。
通常のリングは上下にまっすぐ、ロウ付けしてあります。
中々、この状態のリングを見ることはないかもしれませんが、通常、リングは全てこの状態から割れている部分を閉じて(=ロウ付けして)仕上げられます。
ところが、Harryのリングのサイズ直しをしてみてびっくり!
火を当ててロウ目をみて初めて気づいたのですが、なんと斜めにカットが入っているではありませんか!!!
私達「斜めにロウ付けした方が簡単なの?」
Harry「難しいよ。でも、斜めにカットを入れてロウ付けしたら、その分ロウ付けする部分の”面”が増えて、リングの強度が増すでしょ?だから、そうしてるんだよ。」
私達「!!!マジか!!!」
石留のベゼルの素材 😉
良く、925という言葉を耳にすると思うのですが、925とは、銀が92.5%の割合で、残りの7.5%がその他の金属と言うことになります。
インディアンジュエリーは通常、925(=STERING)で制作されています。
(素材についての詳しい説明はコチラから ➡ )
だからHarryのジュエリーも、石留の部分も当たり前のように同じ925が使用されていると思っていました。
ところが…!
Harry「ちなみに、ベゼルには999(=fine silver)の銀を使用しているよ。
ピッタリターコイズに沿わせて石留する為には、より柔らかいシルバーを使いたいからね。」
私達「!!!!!!マジか!!!!!!
…でも、わざわざベゼルの為だけに999のシルバーを準備するんですか?」
Harry「まぁ、200キロくらい走れば売ってるとこあるよ。」
私達「これを作るために往復400キロのドライブ… 🙄 !!!」
ショップの人間でも全く気付かない部分までこだわるHarryの職人魂に、ただただ感動しました✨
Harry H. Begayの作品から感じる圧倒的な存在感は、見えない細かな気配りがあってこそなんでしょうね。
そんなに言われたらどんな物か見てみたい!!
そんなあなたは ➡ コチラからどうぞご覧ください。