その磨き方、ちょっと待った!

先日はシルバー925(SV925)とスターリングシルバーの違いについて説明しましたが(前回の記事は ➡ )今回は、せっかくご愛用のインディアン ジュエリーを時々でもキレイにしてもらいたい!というところからインディアンジュエリーの種類ごとのお手入れ方法を書いてみます( ..)φ

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SV(シルバーは以降、SVと略します)を磨くのって、そんなに面倒くさいことをしないとダメなの?!

いやいや、面倒くさいって、そこまで時間も手間もかかることではありません(汚れ具合にもよりますが… 😆 )

では、SV磨きのアイテムの使い方や、燻しの無いタイプとあるタイプでは少々使い方に違いもあるので、説明していきます 😉

因みに燻しのあるタイプとはの左のバングルの様に黒い部分が少しでもある物を指します。燻しが無いと右のバングルの様にピカピカとしたシルバーです。

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その① 専用クロスを使った磨き方

一番簡単なのは専用のクロスを使って磨く方法です。(研磨剤入りの布で、このクロスはプラチナやゴールド、銅やステンレスなどにも使用できます☆当店でも販売中!1枚税込\540-)

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当店では、上の写真のように1枚を4等分してそれを1枚ずつ使ってます。

燻しのありなしで若干使用方法が異なりますので、それぞれ説明します。

燻し”無し”のシルバーアクセサリーのお手入れ
リングやペンダントなら1/4サイズでも充分拭けますし、バングルだと両手に1枚ずつ持って挟んで磨きます。

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もちろん、4等分が面倒ならそのままダイレクトに1枚で使ってください 🙂

チェーンなら、先端を押しピンなどで止めて包み込むようにしてから擦ってやると、簡単にキレイになります☆(力を入れて引っ張ると切れる原因になりますので優しくするのがポイントです)

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石の付いてるタイプは、クロスが当たっても問題ないですが基本的に石はクロスで磨く必要はありません。

燻し”有り”のシルバーアクセサリーのお手入れ
燻してあるSVの場合ですが、燻してないSVとは少し違って、クロスを手に持って磨かない方が良いです。

燻しは、模様の凹の部分を黒くすることによって模様に陰影を付け、より立体感が出るようにしてるので、手で磨くと指の腹が模様の凹に入り込むので黒く燻してる部分が取れてきてしまいます。

せっかくキレイに燻されててもこれじゃちょっと悲しいですよね 😥

なので、机の上にゴム版や本など、硬くない物を敷いてクロスを置き、そこにアクセサリーを擦りつけて磨いて下さい!

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もちろん、力任せに行くと、あまり厚みのないSVだと歪んでしまうこともあるので、そこは臨機応変に 🙂

平面だと指の腹みたいに凹にクロスが入り込むこともないので、燻しも取れにくく、キレイに磨けます☆

それだけじゃなく、手で磨くより、少々の小さなキズくらいなら消してしまえるので、とてもいい感じです 😀

燻し”無し”のジュエリーにもこの磨き方は使えます!

その② 専用洗浄液を使った磨き方 💡 

この、専用洗浄液は、燻しの無いチェーンをキレイにする時に、非常に力を発揮してくれます :-D(当店でも販売中!1個700円)

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知ってるよ、そんなこと!って言われるお客さんの中にも、ちゃんと説明書きを見ずに使って、チェーンがキレイになるどころか、白く曇って余計汚く見えて困ったと言われる方も非常に多いです 🙁

この洗浄液の使い方もとても簡単です☆

しばらく身につけないで、放置していたシルバーチェーンが真っ黒になった!なんて事ありませんか?

この汚れたチェーンをキレイにしてみましょう✨

”石無し&燻し無し”のアイテムのお手入れ

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チェーンをそのまま液の中に浸けてピンセットか割り箸でシャカシャカっと2、3秒!それ以上は浸けないで!2、3秒でOK

(白く曇った感じになってしまった方は、この方がキレイになるだろうと長時間浸け置きしてて、と言う勘違いからの方が大半でした 🙁 )

で、取りだしたら、そのまま水道で洗います。

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その時も、しっかり洗ってください!液が残ったままだと肌にもよくないですからね 🙁

で、水気を拭いてやればそれだけもピカピカです☆

試しに半分だけキレイにしてみましたが、違いが伝わるでしょうか?

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でも、どうせならついでにもっとキレイにしたい!と思われたら、水気を拭いた後に先に説明した専用クロスで磨いて下さい。

さらにビックリするほど(?)キレイになります☆

もちろん、チェーンだけじゃなく、ペンダントでもリングでも、バングルでもどのアクセサリーにも使えます◎

ただっ! 洗浄液に関しては、この方法では使えないモノもあります 😐

ざぶっと、洗浄液に浸けてしまうと…

 💡 石付のアクセサリー 

→表面がツヤが無く濁った感じになります

 💡 燻してあるアクセサリー 

→洗浄液は燻しもおとしてしまうので、ピッカピカの状態になります

この2種類にはざぶっと浸けるやり方は使えません 🙁

石付きのアクセサリーの場合はコットンや綿棒を使って部分的にお手入れすることはできます 💡

”石付き&燻し無し”のお手入れ

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綿棒に洗浄液に浸けて染み込ませ、それを石や燻してある部分を避けて拭きます!

それだけでキレイになっていきます☆

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心情的にはザブッと浸けてしまいたいかもしれませんが、垂れた液が石や燻しの部分に流れてしまう可能性もありますので慎重に丁寧にお手入れしていきましょうm(__)m

 

あとは、クロスを使って仕上げ磨きをすれば、さらにピカピカ度がアップします☆

こんな方法で!?ビックリお手入れ例

メガネを超音波で洗浄する機械に一緒にアクセサリーを入れる

→石付や燻しているSVにはやはりオススメはできません。石に悪影響があり燻しは取れます。

メガネ拭きで拭く

→専用クロスみたいに研磨剤は入ってないので、埃を落とすくらいはできても、残念ながらキレイなる、と言う感じではないですね 🙁

歯磨き粉を付けて歯ブラシで磨く

→あるもので済ませたい気持ちは分かりますが、キズが入る可能性を考えるとクロスを使ったほうが早くないでしょうか?

お酢につけてピカピカにする

→酸っぱい仕上がりになりそうですね 😆

なるべくお金をかけないように、家にあるもので、と言う精神はいい時もありますが、SVを磨くグッズなんか、そんなに大金がいるわけでもないし、1つ買えば、数年は持ちますからね!

大事なアクセサリーがいつまでもキレイに使えることを考えれば、安いもんです☆

まとめ

お客様の中には、アジを出したいから磨いたりしないんだよね!と真っ黒のシルバーをご愛用の方もいらっしゃいます。もちろん、どう扱おうがそれは個人の自由!!

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ただ革製品に味を出したくて、靴をメンテしたり、革ジャンをメンテしたりするのはオイルを塗ったりしますよね?使い込んで風合いを出して自分に馴染ませていくには定期的なメンテナンスが必須です。放置して真っ黒なシルバーは燻しの雰囲気を味わえるのかもしれませんが、味が出ているというより単に汚れています。

付着して黒くなっている汚れは皮膚トラブルの原因にもなり得ますので、なるべくなら定期的なお手入れをおススメします 🙂 ピッカピカにする必要はないので汚れ位は落としましょう♪

自分で手間暇かけてSVアクセをメンテしてやると、今以上に愛着も湧きますし、より大事にしようと思うと思います 😉

ピュア・ドール福山本店にはお手入れに必要な装置が一通りそろっておりますので、上記の方法でうまくいかない時は当店ご購入の商品は無料でいつでもメンテナンス致しますのでお気軽にお手入れをお申し付けください 🙂

以上、岡山店シルバーイーグル店長でした 😀