インディアンジュエリーの修理
大切にしているインディアンジュエリーが壊れた!!!!
焦りますよね 😥
でも、もしかしたらそれ、直るかもしれません 💡
今日はインディアンジュエリーの良くあるトラブルとその修理について書いていこうと思います。
ナバホ族のジュエリーの場合
取れた石は手元にありますか??取れた石が壊れておらずお手元にある場合は修理は割合簡単です。
取れた石がある場合の修理方法
意外と知られていませんが、ナバホのペンダントトップやバングルに付いている石は接着剤を使用しておらず、外すことを前提に制作されています。シルバーの部分の修理を行う際はバーナーで火をあてるので、その時の為に石が外せないと困るのです。石を外したらこんな感じで”おがくず”が入っています。
お手元に綺麗な状態で石がある場合は修理費は基本的に無料です✨(※他店購入品は除く)
取れた石が無いor割れた場合の修理方法
違う石を代用します。当店では様々な鉱山のターコイズを取り揃えておりますので、その中からお好みのターコイズをお買い上げ頂き、新たにそのターコイズをつける事が可能です。
料金:購入した石の金額(どんな石でどんな大きさを選ぶかで金額は全く異なります。)
ズニ族のジュエリーの場合
ナバホとは修理の方法が変わります。
ズニの場合は制作方法が大きく分けて二つあります。
インレイとニードルポイント
石を一つずつカットし成形しはめ込んでいくインレイと呼ばれる手法を駆使して制作されたジュエリーは、カットされた石が一つ一つ独立しているので、一か所だけ取れる事もあります。
取れた石がある場合の修理方法
取れた石は手元にありますか??取れた石が壊れておらずお手元にある場合は当店で修理可能です。
お手元に綺麗な状態で石がある場合は料金は基本的に無料です✨(※他店購入品は除く)
取れた石が無いor割れた場合の修理方法
壊れた時に石が割れていたり、石自体を紛失してしまっている場合はアメリカへ修理に送るので、直るまでにかなりお時間を頂くことがあります。
楕円形になってしまったリングは、木槌で叩いて成形しなおします。
福山本店にて対応可能ですのでお気軽にお声がけください。
取れてしまったバチカンをロウ付けし再度固定する事ができます。
※インレイ(石がはめ込まれた物)は出来ません。
また、新しいバチカンを作る事も出来ます。
ホピのペンダントトップの例を見てみましょう。今回は新しいバチカンを作ってロウ付けします。
①代わりとなる新しいバチカンを作る![]() |
②ロウ付けするため両方を固定![]() |
差しロウと置きロウと2種類ロウ付けの方法があるのですが、インディアンジュエリーのアーティストたちは差しロウを使用することが多いそうなので、今回は差しロウで修理します。(因みに、差しロウの方が難易度が高いそうです。)
ロウ付けの様子を見る機会は中々ないとおもうので、折角なので動画にしてみました。
④一度硫酸に浸ける![]() |
⑤燻し直し![]() |
最後に磨きをかければ完成です 😎 キレイに直りました✨
因みに、この時のバチカンの制作およびロウ付けの料金は¥2,300(税込)でした。
例えば、機会で制作されたチェーンの真ん中が切れた場合は、残念ですが修理が出来ません。
根元の部分、マルカンが外れただけ、もしくはひっかける部分のスプリングが壊れただけでしたら十分修理できますので、あきらめずに持ってきてみてください。
因みに、インディアンメイドのチェーン(ホピチェーン・ナバホチェーン)の場合はどこが切れても修理できます。

どうでしょうか??
意外と直せることが多いと思います!インディアンジュエリーは一度購入して頂いたら一生大事にしてもらいたいので、修理もしっかり請け負います
修理費用を出してでも愛用し続けたい…
そんな時は、お気軽にお声がけください!